この記事では、ポムル ヒップシートの主なデメリットとその対策を解説します。
実際に使う中で感じやすい、肩や腰の負担や不便さなどのデメリットを整理したうえで、装着のコツや使い分けの工夫など、デメリットをできるだけ軽くする具体的な方法もまとめています。
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この記事を読んでわかること
- ポムル ヒップシートの主なデメリットがわかります。
- デメリットを軽くする具体的な対策がわかります。
ポムル ヒップシートのデメリット8つ
ポムル ヒップシートは「抱っこがラクになる反面、合わない人にとってはデメリットもはっきり感じやすいアイテム」というのが結論です。
ただし、あらかじめポムル ヒップシートのデメリットと対策を知っておけば、「買って後悔した…」という失敗はかなり減らせます。
デメリット①:肩への負担がゼロではない
ポムル ヒップシートは片側の肩にショルダーベルトをかけて使うため、どうしても片方の肩に重さが集中しやすい構造になっています。
抱っこ紐と比べると「乗せおろしのラクさ」は大きなメリットですが、その分、長時間の使用では肩の張りや疲労をデメリットとして感じる人も少なくありません。
特に、子どもが大きくなって体重が増えてきたり、荷物も一緒に入れて使ったりすると、片側だけにずっしり重みを感じやすくなります。
もともと肩こりがひどい人や、長時間抱っこが多い人は「短時間メイン」「サブ抱っこアイテム」と割り切って使うと、ストレスが少なく感じやすいでしょう。
デメリット②:腰・下腹部の圧迫感が気になることがある
ポムル ヒップシートは、ウエストベルトをしっかり締めて土台を作ることで、子どもの体重を支える仕組みになっています。
そのため、安定感がある一方で、腰や下腹部にベルトが食い込むような圧迫感を覚える人も多く、この点を大きなデメリットと感じるケースがあります。
産後すぐで骨盤まわりがデリケートな時期や、もともと腰痛持ちのママ・パパは、短時間の使用でも違和感を覚えやすいかもしれません。
ベルトをゆるくすると安定感が落ち、きつく締めると苦しいというジレンマがあるので、自分の体型に合うフィット感を探るとよいでしょう。
デメリット③:子どもが安定しにくいと感じるケースもある
ポムル ヒップシートは座面の上に子どもを座らせて支えるタイプなので、慣れるまでは「ちょっとグラグラする」「手を離すのが怖い」と感じることがあります。
特に、体幹がまだしっかりしていない月齢や、よく動く子どもの場合、子ども自身が前のめりになったり、反り返ったりしてバランスを崩しやすくなります。
本来は片手を子どもの体に添えて使う前提のため、「完全に両手が空く抱っこグッズ」と期待すると、安定感の物足りなさをデメリットとして強く意識してしまうでしょう。
ヒップシートに慣れていないうちは、短時間から試し、常に片手はしっかり支えるという前提で使うと安心度が高まります。
デメリット④:本体がかさばりやすく、持ち運びしにくい
ポムル ヒップシートは、座面と収納スペースが一体になったしっかりめの作りなので、どうしてもコンパクトにはなりにくいアイテムです。
薄手の抱っこ紐やスリングのように小さく折りたたんでバッグに入れる、という使い方は難しく、荷物が多い日にはかさばる点がデメリットになります。
ベビーカー下のカゴに入れると、それだけでスペースの多くを占領してしまい、他の荷物が置きにくく感じる場面もあるでしょう。
「常に持ち歩く」というよりは、「今日は抱っこが多くなりそうだから持っていく」とシーンを選んで使うことが前提になると考えた方が、ストレスが少なくなります。
デメリット⑤:ファスナーや縫製など耐久性が気になる口コミも
ポムル ヒップシートは便利な収納つきですが、ファスナーの開閉や生地の引っ張りが繰り返されることで、パーツへの負荷がかかりやすくなります。
その結果として、口コミの中には「ファスナーが噛みやすい」「縫い目がほつれてきた」といった、耐久性に関する不満の声も見られます。
毎日のようにヘビーユースしたり、収納部分に重い荷物をぎゅうぎゅう詰めにしたりする使い方だと、消耗のスピードが早く感じられるかもしれません。
長く使いたい人は、購入時に縫製やパーツの作りをチェックしつつ、荷物の入れ過ぎを控えるなど、使い方も少し意識する必要があるでしょう。
デメリット⑥:夏場は蒸れやすい・季節によって不快に感じることも
ポムル ヒップシートは、子どもの体と大人の体が密着し、さらに座面や収納部分にも厚みがあるため、どうしても熱がこもりやすい構造です。
そのため、夏場や湿度の高い季節には「蒸れて暑い」「汗でベタベタする」といった不快感をデメリットとして感じやすくなります。
特に、汗っかきの子どもや、外出が多い家庭にとっては、真夏の長時間使用は現実的ではないと感じる場面も出てくるでしょう。
季節によっては、通気性の良い抱っこ紐やベビーカーと組み合わせて、日によって使い分ける必要がある点も、ひとつの注意ポイントです。
デメリット⑦:価格と使用期間を考えるとコスパが微妙な人もいる
ポムル ヒップシートは決して安いアイテムではないため、「この価格に見合うだけ使い倒せるかどうか」が気になる人も多いはずです。
ヒップシートは新生児期からではなく、ある程度腰がすわってから本格的に活躍するアイテムなので、使える期間は意外と限られてしまいます。
さらに、子どもが成長して歩くのが大好きになってくると、抱っこの出番自体が減り、「思ったより使わなかった」とコスパの悪さを感じるケースもあります。
「毎日のお迎えや通勤で必ず使う」「きょうだいで長く共有する」など、具体的な使用シーンをイメージしてから購入すると、コスパの感じ方も変わってくるでしょう。
デメリット⑧:ポムル ヒップシートだけで抱っこ問題がすべて解決するわけではない
ポムル ヒップシートは、たしかに抱っこをラクにしてくれる心強い味方ですが、これ一つで育児中の抱っこや移動の悩みがすべて解消するわけではありません。
雨の日や荷物が多い日、長時間の外出など、状況によっては抱っこ紐やベビーカーの方が向いている場面も多くあります。
「ポムルさえあれば完璧」と期待しすぎると、実際に使ったときに、想像とのギャップをデメリットとして強く感じてしまう可能性があります。
ポムル ヒップシートは、あくまで他のアイテムと組み合わせて使う前提で考え、自分のライフスタイルの中でどこまで役立つかをイメージしておくことが大切です。
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ポムル ヒップシートのデメリットを軽くする5つの方法
ポムル ヒップシートは、うまく使えば抱っこ時間をぐっとラクにしてくれる反面、使い方やシーンが合わないと「重い」「かさばる」「蒸れる」といったデメリットを感じやすいアイテムです。
ただ、その多くは装着位置の調整や子どもの乗せ方、荷物の入れ方、シーズンやお出かけスタイルに合わせた使い分けによって、かなり軽くすることができます。
方法①:肩・腰への負担を減らす装着位置とフィット感の出し方
ポムル ヒップシートのデメリットとして大きいのが肩と腰への負担ですが、装着位置とフィット感を見直すことで、負担をかなり軽減できる場合があります。
ウエストベルトは、骨盤よりやや上の位置で、きつすぎずゆるすぎず、ズレない程度に締めることがポイントです。
ショルダーベルトは、肩に食い込まない長さに調整しつつ、重心が体の中心に寄るように整えることで、片側だけが極端に重く感じにくくなります。
鏡を見ながら少しずつ位置を変えていき、「一番ラクに感じるポジション」を探すひと手間をかけることで、デメリットがぐっと目立ちにくくなります。
方法②:子どもの安定感を高める乗せ方・荷物の入れ方
子どもの安定感に不安があるときは、ポムル ヒップシートへの乗せ方と収納スペースの使い方を見直すと効果的です。
座面の奥までしっかりお尻を入れ、脚が自然にM字になるように意識すると、ずり落ちにくく、安定した姿勢を保ちやすくなります。
収納部分には重い荷物を一箇所に偏らせず、できるだけバランスよく入れるか、別のバッグに分けて持つことで、本体の傾きやブレを抑えることができます。
常に片手を子どもの体に添えながら使うことを前提にすれば、安定感への不安はかなり減り、「思ったより使いやすい」と感じやすくなるでしょう。
方法③:長く使うためのお手入れと購入前のチェックポイント
ポムル ヒップシートの耐久性やコスパに関するデメリットは、購入前後のちょっとした工夫である程度カバーできます。
購入前には、素材の厚みや縫い目の処理、ファスナーの開閉のスムーズさなどを確認し、自分が納得できる作りかどうかをチェックしておきましょう。
使用後は、ホコリや砂を軽くはらい、汗をかいた日は風通しのよい場所でしっかり乾かすことで、生地の劣化やにおいを防ぎやすくなります。
ていねいに扱うことで寿命を延ばし、「思ったより短期間でダメになってしまった」というがっかり感を減らすことができるでしょう。
方法④:季節やお出かけスタイルに合わせて使い分ける
蒸れやすさやかさばりやすさといったデメリットは、「いつでもどこでも使う」のではなく、季節やシーンごとに使い分けることでかなり和らぎます。
真夏の日中は、通気性のよい抱っこ紐やベビーカーをメインにし、比較的涼しい時間帯や屋内での移動にポムル ヒップシートを使うなど、使う時間帯を工夫してみてください。
また、荷物が多い日や長距離移動の日は、あえて別のアイテムを選び、「今日は近所へのお散歩だからポムルだけ持っていく」と割り切るのも一つの方法です。
自分の生活パターンと照らし合わせて、「ポムルが一番活躍しそうな場面」をメインに使うことで、デメリットよりもメリットを感じやすくなります。
方法⑤:ポムル ヒップシートの役割を“サブ的ポジション”と決めておく
最後に、ポムル ヒップシートは「メイン抱っこグッズ」ではなく「サッと抱っこしたいときのサブアイテム」として位置づけることで、デメリットを感じにくくなります。
長時間移動や新生児期のしっかりしたサポートは抱っこ紐に任せ、保育園の送迎や近所への買い物、ちょっとした外出など「短時間の抱っこが多いシーン」に絞って使うイメージです。
最初から役割を分けておくことで、「これ一つで全部まかなえない」という不満が出にくくなり、ポムル ヒップシートの良さだけを取り入れやすくなります。
自分の家庭での立ち位置をはっきり決めておけば、ポムル ヒップシートのデメリットに振り回されず、上手に付き合っていけるでしょう。
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ポムル ヒップシートのデメリット まとめ
ポムル ヒップシートには、抱っこがラクになるというメリットがある一方で、肩や腰の負担、かさばりやすさ、季節による使いにくさなど、いくつかのデメリットも存在します。
ただし、それらの多くは装着位置の調整や子どもの乗せ方、シーンごとの使い分けといった工夫で、ある程度まで軽くすることができます。
このブログで紹介したポイントを意識すれば、自分の生活スタイルに合った使い方が見えてきて、「買ってよかった」と思える場面も増えていくでしょう。

