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陶磁器の種類によって、再利用に向き・不向きがあるのでしょうか? |
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例えば、ボーンチャイナの食器が多量に混入されると、カルシウム成分によって通常の焼成方法を用いることができなくなります。
焼き物は陶器や磁器、その中間的なせっ器、またボーンチャイナや半磁器、硬質陶器、白雲磁器など実に多彩です。「Re-食器」として、生活から排出される磁器や陶器といった長石・珪石・粘度を主成分につくられる焼き物をリサイクルしています。 排出される焼き物食器の90%以上がリサイクル対象となりますが、残りの約10%のボーンチャイナ等の食器は私たちのリサイクルにとって不向きと言わざるを得ません。 その他、土鍋や植木鉢(駄鉢)、当然ガラスも対象外です。 |
従来の食器と、「Re-食器」と、強さとか、色や質感などは違うのでしょうか? |
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『Re-食器』が不用食器を原料に用いる以外に、両者に違いはありません。
従来の焼き物も「素地といわれる土」とその上に施される「釉薬」が馴染まないと強度が落ちたり、釉薬にヒビが入ったり、様々な欠点が生じます。そのため、両者の仲が良いか悪いかによって焼き物の性格が異なります。 また原料の粉砕の細やかさや土・釉薬に添加する酸化金属(着色剤)によっても焼き物の強さや色味など変わってきます。 |
リサイクル製品は、割高というイメージがあるんだけど・・・ |
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ほとんど変わりません。「Re-食器」は適正価格を守ります。
従来の食器に比べ価格が高くなる要因は二つあります。ひとつは、通常、焼き物の原料は全て粉砕工程がありますが、硬い不用食器は細かく粉砕するには通常より手間がかかります。今のところは一トン当たり2,500円程度のアップ。数百グラムの食器が一トンで何個作れるか、計算してみて下さい。大きく価格には影響しないことが判っていただけると思います。 その分皆様の生活に役立つ「Re-食器」のデザインに力を…と考えています。また、効率のよい粉砕方法を現在研究中です。 二つ目は、遠方で回収した不用食器の輸送コストです。これは食器に限った話しではありません。循環型社会構築をさけて通れなくなった今日、ユーザーの皆様と供給者の我々、そして物流の方々とのネットワークの中で未来ある解決策を見つけだしたいものです。
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